Discussion with
Cresava
左:坂元康宏 右:園部皓志氏
園部社長とはどのように知り合われたのでしょうか?
坂元 :
2年程前に「FUNDINNO」という株式投資型クラウドファンディングサービスを通してクレサヴァ株式会社に投資をしたことがきっかけです。南青山に店舗をオープンするという招待状をいただき、お伺いした際に初めてお話しをしました。
園部 :
もう1年半前になりますか。あの時は私も投資家さんにお会いするのがほぼ初めての状態でしたので、緊張したのを良く覚えています。
ただ、坂元さんがとても優しく、すぐに打ち解けてくださり、立ち話でしたが1時間以上もお話しさせていただきました。
坂元 :
園部社長の第一印象は「経営者として腕利き」だということです。
聡明な話し方や会社の将来に対するビジョンがとても明確だったことを覚えています。
その時、すぐに追加投資の提案をさせていただきました。
園部社長からみた坂元社長の印象はいかがでしたか?
園部 :
南青山の店舗をオープンする際に、それぞれの投資家さんと直接対面でお会いし、投資家というものを肌で感じてみたいと思っていました。
私のキャリアとして、これまではファッションデザイナーでしたので、投資家である坂元さんから直接伺えるお話(投資家の思考や会社の資本政策等)はとても有り難かったです。
坂元さんとお話しして感じたのは「優しい」ということです。その優しさは、ただ愛想が良いということだけでなく、私たち起業家に対して「ヒント」を与えてくださる点から感じました。
坂元 :
起業家と向き合う時の私のスタンスは、決して上から目線ではなく、同じ船に乗るという意識でいます。私の経験や人脈が、その事業を伸ばしていく上で役立つことができたら、こんなに嬉しいことはありません。
園部 :
この2年間、様々な面でご協力・ご相談をさせていただきました。
強く印象に残っているのは、坂元さんが大株主でありロンドン証券取引所のメインマーケットに上場している「Ikigai Ventures Limited」のCEOが来日された際に、対談の場を用意していただいたことです。
海外の起業家・投資家の意見を伺える場は、普通ではできない体験で、とても刺激になりました。実際、対談の際に質問を受けた「天然繊維に比べて化学繊維の安全性は?」という課題については、その半年後には解決することができました。
そうしたスピード感でやっていくことがクレサヴァの成功のポイントになると感じています。
今後の展望について教えてください。
坂元 :
やはり投資先とのコミュニケーションは大事にしていきたいと思います。
ただ報告を受けるのではなく、直接会って打ち合わせをして、定期的に食事なんかもしていきたいです。そうすることで、現在の課題や悩みに対して、リアルタイムでアドバイスすることができますから。
園部 :
リレーションシップは大事にしていきたいと思います。しかし、そこに甘んずることなく、よりオープンに話せる環境を私がつくっていかなければならないと感じています。
それができるからこそ、多くの信頼を集めることができ、投資家の皆様に投資していただけるということですから。
今後もその軸がブレないようにしたいと思います。
坂元 :
園部さんには、これからも社会問題の解決に挑戦していただきたいです。
投資家として「どうしたら投資してもらえますか?」と質問を受けることが多いのですが、「クレサヴァさんのような会社なら投資します」と言いたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。