今年2023年もガソリンの値上げが続き、電力料金も高騰を引き起こしています。一方で、福島第一原発の処理水の海洋投棄が、中国などの反対で国際問題になっています。

共に国のエネルギー政策の根本にかかわる課題です。日本のエネルギー自給率は11.3% で世界37位(いずれも2020年)の低位です。

エネルギーの多くを輸入の化石燃料に依存する構図は変わらず、安全保障上も大きな課題を抱えています。その日本にとって再生可能エネルギーが大切なはずですが、この開発も欧米に比べ進んでいません。

かつて日本は新エネルギー技術を開発する「サンシャイン計画」を掲げ、再生可能エネルギー技術では世界のトップを走っていました。それがなぜ失墜したのか。その経過、背景をたどり、日本のエネルギー政策の失敗の要因と、今も抱える課題を追ってみます。

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